責められる悦びと責める悦び『奴隷市』

責めることで快楽を得る者と、責められることで快楽を得る者。
蕾のまま潜んでいたマゾヒストが花咲く様子。
責められることで徐々に快楽にゆがむ表情。
麻美ゆまさん主演の映画『奴隷市』を紹介します。

麻美ゆまさん演じる敏江が旦那に別れを告げたあとの表情の変化がよかったです。



◆INTRODUCTION

SM雑誌[月間妖奇倶楽部]を発行している出版会社 享栄出版。その会社を経営している鬼頭源一は、妖奇サロン特別会員限定の集まりを主催し奴隷市場という余興を行っていました。

奴隷市場
マゾヒストである女性を商品として出品し、妖奇サロン特別会員たちが奴隷に支払う月々の手当を競い落札するというもの。

 

会場に利用していたのは、春画を投稿してきたことがきっかけで親しくなった男・伊藤が経営する温泉旅館でした。
鬼頭は、妖奇サロンの集まりからの帰り際、見送りにでていた温泉旅館の女将である敏江に「大学教授をしていた生島五郎を知っているか?」と尋ねます。そして、最近彼から聞いたという、むかし調教しようとした若い女の話を、はじめるのでした。

その女性はまだ学生だったため親に関係を知られ別れざる終えなかった・・・。

蕾のままで終ったけれども、あの女はもしかしたら最高のマゾヒストとして花咲いたかもしれない。

そして、ある温泉旅館に嫁いで女将になったことも知っているというのでした。

「もしその女が生来のマゾヒストなら、その性質はいまでもマグマのように体の奥深くで疼いているはずだ。」

「今の生活に満足していますか?」
「いつでも相談に乗ります。」
そう言うと、名刺を渡し帰っていく鬼頭源一。

鬼頭の言葉が頭に残った女将は鬼頭源一を尋ねていくことに。

そして・・・・・

鬼頭に責められる女将・・・

生来のマゾヒストが目覚めていく・・・

旦那を裏切った敏江は意を決して電話をします。
そして、自分のしたことを謝ると「私のことは忘れてください。」と告げるのでした。

鬼頭は帰る場所を失った敏江に「これからは、オレが面倒を見るそれくらいの責任をとらせてもらう。」と伝えるのですが、敏江はそんなこと望んでいないと断り、
「私を奴隷市場に出してください。よくよく考えた上での結論です。」と、お願いするのでした。


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◆CAST

敏江(麻美ゆま)温泉旅館の女将

鬼頭源一(新納敏正)株式会社享栄出版社長

伊藤(川瀬陽太)温泉旅館の社長 としえの夫

やすこ(ほたる)温泉旅館の仲居頭

高橋みほ

監督 愛染恭子


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